みずほ銀行系列で、紙文書や磁気テープなどの管理サービスを手掛けるデータ・キーピング・サービス(DKS)は4月中旬から、サーバーのオンライン・バックアップ・サービスを開始する。「通常はITベンダーが提供するサービスだが、勝算はある。紙文書や磁気テープの管理サービスと組み合わせたトータルソリューションで勝負する」と西山重良社長は意気込む。

 サービス名称は「DKSバックアップ&リカバリーサービス」。顧客企業のサーバーにエージェントソフトを導入。インターネット回線を通じてDKSが管理するデータセンターにデータをバックアップする。

 バックアップ用のソフトに米アイロンマウンテンデジタル製のものを使用。これにより、15分ごとの自動バックアップや数分でのリカバリー、データの暗号化を可能にする。データセンターはNTTデータグループの複数拠点を使用する。料金は120ギガバイトで月額15万円程度。

■変更履歴
公開当初、「数十分でのリカバリー」とあったのは「数分でのリカバリー」の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2010/4/2 22:30]