画面●「Twitter」のトップページのデザイン
画面●「Twitter」のトップページのデザイン
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 米Twitterは米国時間2010年3月30日、ミニブログ・サービス「Twitter」のトップページのデザインを変更すると発表した(画面)。同社が昨年から始めた一連の試験的なデザイン刷新計画の一環。今回はTwitterでやりとりされる情報を動的に見せるよう改良を施した。

 変更するのは、未登録やログイン前のユーザーが同サイトを開いたときのトップページ。Twitterの検索サービス「search.twitter.com」の機能をトップページに導入し、人気のあるトピックをこれまで以上に目立つようにした。

 画面上部に、人気トピックをニュース・ティッカー(電光掲示板)風に動的に表示する。ユーザーがマウス・ポインターを単語に持って行くと動作は止まり、内容の一部やリンクをバルーン表示する。なぜそのトピックが話題になっているのかなど簡単な説明を付ける。

 画面中央には、人気のあるツイート(つぶやき)を表示する。これはアルゴリズムを使って自動で抽出。数秒ごとにアップデートする。現在人々がTwitterでどんなことを発信しているのか、初めてのユーザーにサンプルとして見てもらう。

 画面左には、「推薦する情報源」と同社が考える会員を表示する。マウス・ポインターを持って行くと、その会員のプロフィールの概要や最新のつぶやきを表示する。

 Twitterのクリエイティブ・ディレクターDoug Bowman氏は、「最近の一連のデザイン変更は、Twitterがもはや単にユーザーの状況を報告するためのサービスでないと我々がとらえていることを示している」と述べている。

 「(Twitterは)情報が秒単位で交換されたり、消費されたりするネットワークであり、多くの情報が共有されることにより、人々に価値をもたらしている。Twitterのユーザーはその価値を理解しているが、初めて訪れる人には価値が見えにくい」(同氏)。

 今回の刷新についてモニタリングを行い、今後ほかの分野にどのように生かせるかなど検討するという。今後も新しいアイディアを試してTwitterの使い勝手を向上させていくとしている。

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