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京セラがユビキタス特区で使った実証実験用MediaFLO端末をアピール、FLO forumのイベントから

2010/03/31
長谷川 博=日経ニューメディア

 京セラは2010年3月31日開催の「FLO Forum Mobile Media Summit 2010」(主催はFLO Forum)において、沖縄ユビキタス特区での実証実験用に試作したMediaFLO端末のプレゼンテーションを行った。機器研究開発本部MediaFLOプロジェクトリーダーを務める井上仁志氏が登壇し、端末の特徴をアピールした。

 量産端末を意識して、既存端末の「W64SA」をベースとして、外観を変更することなく、MediaFLO受信機能を実装した。「ワンセグのみと同規模の実装面積で、MediaFLOとワンセグ両方の受信機能を搭載した」(井上氏)という。MediaFLOの受信については、間欠受信できないシステムに比べて、消費電力は約3分の1と説明した。

 実証実験では、チャンネル配置を動的に変更することで、高い周波数利用効率を実現したという。IPDCサービスでは7チャンネル体制で、1チャンネル当たり数10kb/sのデータレートを実現した。クリップキャストのデータレートは1チャンネル体制で1Mb/sである。リアルタイム放送では動画の場合で13チャンネル体制において100〜600kb/s、音声では3チャンネルで数10kb/sだった。

 さらに今回の実験では、リアルタイム放送受信中にクリップキャストおよびIPDCをバックグラウンドで処理可能であることを確認した。井上氏はこうした結果を挙げたうえで、「量産効果による価格低減が消費者への恩恵をもたらす」「端末ベンダーやコンテンツプロバイダーにとっては海外市場への進出や規模拡大のチャンスが広がる」など、MediaFLOの有効性を確認できた、と報告した。

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