米Googleは米国時間2010年3月26日、同社の家庭向け高速通信サービスの試験計画に対して多くの関心が集まっているとする発表を行った。同日までの意見公募では、コミュニティから1100件以上、個人からは19万4000件以上の意見が寄せられた。

 同社は今年2月に、米国各地で通信速度1Gビット/秒の家庭向け光ブロードバンド通信サービスを試験提供する計画を発表した(関連記事:Google、米国で家庭向け1Gbps光通信サービスを試験提供へ)。米国で現在利用可能な通信サービスよりも100倍以上速い光ファイバ・ネットワークを構築し、利用者数50万~500万人規模で試験運用する。今回集まった意見内容を今後数カ月にわたって検討し、試験実施地域を決定する。

 さまざまな街が候補地に名乗りをあげており、カンザス州トピーカ市は3月に市の名称を「光ファイバー都市、Google市」に変え、サウスカロライナ州グリーンビルはLEDライトを持った人々でGoogleロゴを作るなど、誘致に励んでいる。また、ミネソタ州ダルース市の市長が極寒の湖に飛び込んだり、フロリダ州サラソータ市の市長が水族館のサメの水槽に入ったりするなど、過激なパフォーマンスでアピールするビデオもGoogleのビデオ共有サイト「YouTube」に投稿された。

[発表資料へ]