NTTデータは2010年3月26日、公共系ビジネスに強みを持つITサービス企業エム・シー・エスを買収すると発表した。4月1日にエム・シー・エスの株式の58.3%を取得し、連結子会社に加える。エム・シー・エスは社名をNTTデータ・エム・シー・エスに変更する。買収額は非公表。

 エム・シー・エスは千葉県松戸市のシステム開発・運用を中心に、関東圏の自治体向けのビジネスを手掛けてきた。2009年3月期の売り上げは30億円で従業員は約160人。

 NTTデータ以外の主な株主は、16.7%を保有する富士通、10%を保有する松戸市、同じく10%を保有する松戸商工会議所、5.0%を所有する大崎コンピュータエンヂニアリングなどとなる。