米AT&Tと通信デバイス開発の米OpenPeakは米国時間2010年3月24日、ラスベガスで開催された無線関連展示会CTIA Wireless 2010で、多目的型タブレット端末を発表した。OpenPeakのタッチスクリーン・タブレット「OpenTablet」をベースにした端末で、マルチメディア・コンテンツの利用のほか、家庭の電力消費量などを管理する機能も備える。

 米Intelの次世代Atomプロセサ「Moorestown」(開発コード名)を搭載し、ディスプレイは7インチのLEDバックライト付きマルチタッチTFT液晶。HDビデオと静止画撮影のためのデュアル・カメラを備える。通信機能は、AT&Tの3G(第3世代)携帯電話通信サービスと無線LAN(802.11b/g/n)を利用できる。HDMI出力を備えており大画面テレビに接続してコンテンツを楽しめる。このほか、Bluetooth、USBコネクタ、MicroSDスロットを備える。

 本体の大きさは、横22.8cm、縦12.7cm、厚さ1.5cm。重さは約522g。机やテーブルに立てかけておくためのドッキング・ステーションが付く。

 利用できるコンテンツやサービスは、ソーシャル・ネットワーキング、電子書籍、ナビゲーション、電子メール、インスタント・メッセージング、音楽、動画、写真共有など。家庭の電力消費量の記録・管理、ホーム・セキュリティ機能も備える。

 またOpenPeakのアプリケーション販売ストアから、サードパーティが開発したアプリケーションを入手できる。

 製品名、価格、発売時期については明らかにしていないが、年内に全米の複数の小売りチャンネルで発売するとしている。

[発表資料]