写真●第22回国際情報オリンピック カナダ大会に出場する日本代表選手。左から、山下 洋史さん、村井 翔悟さん、原 将己さん、今西 健介さん
写真●第22回国際情報オリンピック カナダ大会に出場する日本代表選手。左から、山下 洋史さん、村井 翔悟さん、原 将己さん、今西 健介さん
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 2010年8月14日~21日にカナダのウォータールー大学で開催される「第22回国際情報オリンピック カナダ大会」に出場する4人の日本代表選手が、3月24日に決定した。

 国際情報オリンピックは、高校生以下を対象とする5つの国際科学オリンピックの一つ。与えられた問題を解くアルゴリズムを考えてプログラムを作成し、優劣を競う。

 2009年8月8日~15日にブルガリアで開催された第21回大会では、副島真さん(筑波大学附属駒場高等学校3年生)、滝聞太基さん(筑波大学附属駒場高等学校高3年生)、保坂和宏さん(開成高校3年生)、平野湧一郎さん(灘高等学校高3年生)の4人が参加し、全員がメダルを獲得したほか、保坂和宏さんが全参加者中2位という快挙を成し遂げた(関連記事)。

 今回の日本代表選手は、今西 健介さん(八千代松陰高等学校1年生)、原 将己さん(筑波大学付属駒場高等学校1年生)、村井 翔悟さん(開成中学校3年生)、山下 洋史さん(灘高等学校2年生)の4人(写真)。中学3年生が1人、高校1年生が2人、2年生が1人と、大幅に若返ることになった。

 日本選手団の団長を務める日本大学の谷聖一教授は、「昨年の選手は非常にレベルが高かったため、彼らが全員卒業する今年はどうなるか心配だったが、代表を選抜するための合宿での4人の成績は、昨年の代表選手に劣らないほど優秀だった。4人とも、1年前の合宿では苦戦していたが、この1年間で予想以上に成長してくれた」と語る。国際情報オリンピックでの4人の健闘を期待したい。