米Red Hatは現地時間2010年3月24日、2010会計年度第4四半期(2009年12月~2010年2月)の決算を発表した。売上高は1億9590万ドルで前年同期比18%増加した。そのうちサブスクリプションによる収入は同21%増の1億6920万ドルだった。

 会計原則(GAAP)ベースの純利益は2340万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.12ドル)で、前年同期の1600万ドル(同0.08ドル)から増加した。非GAAPベースの純利益は3650万ドル(同0.19ドル)となり、前年同期の2850万ドル(同0.15ドル)を上回った。

 通期(2009年3月~2010年2月)の売上高は、前年度比15%増の7億4820万ドル。サブスクリプションによる収入は、6億3870万ドルで同18%成長した。

 GAAPベースの純利益は8730万ドル(希薄化後の1株あたり利益は0.45ドル)で、前年度の7870万ドル(同0.39ドル)と比べ増益。非GAAPベースの純利益は1億3810万ドル(同0.71ドル)で、前年度の1億2150万ドル(同0.59ドル)から増加した。繰延収益は同19%増の6億4590万ドルだった。

 英メディアの報道(Reuters)によると、アナリストらは当期の売上高を1億9300万ドル、非GAAPベースの1株当たり利益を0.16ドルと予測していた。同社の業績がアナリストの予測を超えるのは4四半期連続になる。しかし、2011会計年度については、Red Hatは非GAAPベースの1株当たり利益を0.71~0.74ドルと予測し、アナリストが予測する0.76ドルを下回っている。

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