米Microsoftは現地時間2010年3月24日、米AppleのOS「Mac OS X」に対応したメッセンジャー・ソフトの新版「Messenger for Mac 8」をベータ公開した。新版では音声/ビデオチャット機能を提供する。

 Messenger for Mac 8のユーザー間でビデオチャットができるほか、同社のインスタント・メッセージング・サービス「Windows Live Messenger 2009」のユーザーとも音声とビデオによるリアルタイムのコミュニケーションがとれる。同機能を利用するためには、Windows Live用アカウント(Windows Live ID)を取得する必要がある。

 ベータ版は同社の「mactopia」サイトからダウンロードできる。Mac OS Xバージョン10.5以降のIntel Mac(米Intel製プロセサ搭載モデル)で利用できる。

 なおベータ版では、自身と相手の映像が会話ウインドウ内に表示されない、ファイルを送信できない、一部の設定条件によってはビデオチャットを発信できない、といったいくつかの問題が残っている。

 Messenger for Mac 8の正式版は、Mac向けオフィス・スイートの次期版「Office for Mac 2011」に含まれる。Office for Mac 2011は、今年後半にリリースされる予定である。

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