Wi-Fi Allianceのホームページ
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 無線LAN製品の業界団体Wi-Fi Allianceは米国時間2010年3月23日、携帯電話市場におけるWi-Fi採用が進んでいるとする調査結果を発表した。同団体が引用した米ABI Researchの調査データによると、2009年に出荷されたWi-Fi対応機器は約5億8000万台で、そのうち1億4100万台が携帯電話だった。

 ABI Researchは、2014年にはWi-Fi対応携帯電話の出荷台数が5億台に達し、スマートフォンの90%がWi-Fi機能を搭載するようになると予測している。また、新たな無線LAN規格「IEEE802.11n」への移行が進み、2012年には同規格がWi-Fi対応携帯電話で最も採用されるようになると見ている。現在、802.11n認定を受けている携帯電話には、韓国LG Electronics製の4モデルと韓国Samsung製の6モデルがある。

 なお、Wi-Fi Allianceによれば、Wi-Fi準拠を認定する「Wi-Fi CERTIFIED」で、2009年の携帯電話の認定数は前年比142%増加した。現在、500種以上の携帯電話が認定を獲得している。

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