米Adobe Systemsは米国時間2010年3月23日、2010会計年度第1四半期(2009年12月~2010年2月)の決算を発表した。売上高は8億5870万ドルで前年同期の7億8640万ドルから9%増加し、予測の8億~8億5000万ドルを上回った。

 会計原則(GAAP)ベースの純利益は1億2720万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.24ドル)で、前年同期の1億5640万ドル(同0.30ドル)と比べ19%減少した。

 非GAAPベースの場合、純利益は2億1170万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.40ドル)。同条件の前年同期の純利益は2億3680万ドル(同0.45ドル)だった。

 同社は第2四半期(2010年3~5月)の見通しについても明らかにした。売上高は8億7500万~9億2500万ドルの範囲と予測する。希薄化後の1株当たり利益は、GAAPベースで0.23~0.30ドル、非GAAPベースで0.39~0.44ドルを見込む。

 同社は、今後リリース予定の「Flash Player」と「Creative Suite」の新版が、売上高と利益の成長を押し上げるだろうと期待している。

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