米Adobe Systemsは米国時間2010年3月22日、Flashベースのリッチ・インターネット・アプリケーション（RIA）開発ツール「Adobe Flash Builder 4」とWebアプリケーション開発ツール「ColdFusion Builder」の販売を直ちに開始すると発表した。またFlash対応アプリケーション・ホスティング・サービスに各種ソーシャル・ネットワークとの連携機能「Adobe Flash Platform Services Social service」を追加した。

　Flash Builder 4（旧名称「Adobe Flex Builder」）は、Flash RIA構築フレームワーク「Flex」対応Webアプリケーションを開発できるEclipseベースの統合開発環境。デザイン・ツール「Adobe Creative Suite」で作ったユーザー・インタフェース部品を活用するなどして、RIAを迅速に開発できるという。PHPやColdFusion、Java、Adobe LiveCycleによるデータベースとの連携が可能で、REST／SOAP対応サービスも利用できる。価格はStandardエディションが249ドル、Premiumエディションが699ドル。

　ColdFusion Builderは、Webアプリケーション・サーバー「ColdFusion」用のアプリケーションを構築するための統合開発環境（IDE）。EclipseおよびFlash Builder 4に対応しており、ビデオや動的コンテンツなどで構成されたRIAを素早く作れる。価格は299ドル（関連記事：Adobe、Webアプリサーバー「ColdFusion」とIDE「ColdFusion Builder」の最新版をベータ公開）。

　Flash Platform Services Social serviceは、Flash Platform Servicesで配信するFlashアプリケーションと「Facebook Connect」「Sign in with Twitter」「MySpaceID」「LinkedIn」など14種類のWebアプリケーション／ソーシャル・ネットワークとの容易な連携を可能とする新機能。Flash Platform Servicesが連携先サービスのAPI変更などを吸収するため、アプリケーション開発の負荷が軽減される。

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