米Googleは現地時間2010年3月17日、米Microsoftのグループウエア製品「Microsoft Exchange」から自社の企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」への乗り替えをうながすツールを発表した。4ステップで、電子メール、カレンダ、連絡先データなどをGoogle Appsに移行できるとしている。

 移行支援ツール「Google Apps Migration for Microsoft Exchange」は、数百人規模のデータを一度に移せる。段階的に移行することも可能である。移行期間中、社員はMicrosoft Exchangeを使い続けられるので、業務の中断を強いられることがない。

 移行対象になるのは「Microsoft Exchange 2003」と「同 2007」。社内導入型とホスト型のいずれにも対応する。移行先はGoogle Appsの「Premier」または「Education」エディションになる。同ツールはGoogleの専用サイトから無償で入手できる。

 Googleは2009年7月に、米IBMの「Lotus Notes」からGoogle Appsへの移行を支援する同様のツール「Google Apps Migration for Lotus Notes」を公開している(関連記事:Google,Lotus NotesからGoogle Appsへの移行ツールを公開)。

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