米テキサス州東地区連邦地方裁判所は現地時間2010年3月16日、米Microsoftに対し、米VirnetX Holdingの特許を侵害したとして1億575万ドルの支払いを命じる判決を下した。

 VirnetXは2007年2月にMicrosoftを特許侵害で提訴(関連記事:ソフト・ベンダーのVirnetX,MicrosoftをVPN関連の特許侵害で提訴)。同社は、安全なVPN(仮想私設網)の構築手段に関する特許(米国特許番号「6、502、135」)と、安全なドメイン名サービスを利用してVPNを構築する手法に関する特許(同「7、188、180」)をMicrosoftに侵害されたと主張し、損害賠償の支払いと特許技術の使用禁止を求めていた。

 VirnetX側の弁護を担当した米McKool Smithが明らかにしたところによると、地裁は135特許侵害の損害賠償として7175万ドル、180特許侵害の損害賠償として3400万ドルを決定した。

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