NTTデータは2010年3月17日、第二公共システム事業本部 第一公共システム事業部 社保第一統括部が、CMMI(能力成熟度モデル統合)のレベル4を達成したと発表した。CMMIのモデルと評定手法が06年8月に改定されて以来、レベル4達成は国内初という。

 今回レベル4を達成した社保第一統括部は、厚生労働省と日本年金機構を顧客として、年金システムの開発・運用を行っている。同部は、05年からCMMIに基づくシステム開発のプロセス改善活動を開始し、06年4月にレベル3を達成。10年1月にレベル4の認定を受けた。

 NTTデータでは、09年10月に防衛システム担当の部署が、CMMIの最高水準であるレベル5を達成している。組織の規模は、防衛システム担当部署の50人に対して、社保第一統括部は240人と大所帯である。

 同社は、2013年3月期までの中期経営計画において、SI競争力強化を重点施策の一つとしている。CMMIに基づく改善活動はその一環である。