米Twitterは米国時間2010年3月15日、同社が運営するミニブログ・サービス「Twitter」と外部サイトとの連携を強化するフレームワーク「@anywhere」を発表した。まもなく公開する予定。

 @anywhereを採用するWebサイトでは、訪問者がそのサイトを離れることなく、Twitterの機能を利用できる。TwitterはこれまでもAPIを用いて外部サイトとの連携が可能だったが、@anywhereでは、サイト運営者が数行のJavaScriptコードを埋め込むだけでよく、「信じられないほど簡単」(Twitter共同設立者のBiz Stone氏)だとしている。

 例えば、インターネット・ユーザーは米紙「New York Times」のサイトに掲載された記事の署名から、直接その記者のつぶやきを閲覧することができる。また、ビデオ共有サイト「YouTube」で公開されているビデオを視聴しながら(YouTubeサイトから離れずに)つぶやきを投稿したり、ポータル・サイト「Yahoo!」のホームページ上で新しいTwitterアカウントを見つけることも可能になる。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると、テキサス州で開催中の「South by Southwest Interactive Festival」で行ったデモでは、Webサイト上でTwitterアカウントを所有している人の名前の上にマウスを重ねると関連のTwitter情報を表示する「hovercards」機能を紹介した。サイト訪問者は、コラム記事の署名から手軽にそのコラムニストのTwitterアカウントをフォローすることができる。

 公開当初より@anywhereの採用を予定しているパートナーには、New York Times、YouTube、Yahoo!のほか、米Amazon.com、米Advertising Age、米Microsoftの「Bing」、米Citysearch、米Digg、米eBay、米Huffington Post、米Meebo、米MSNBC.com、米Salesforce.comなどが含まれる。

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