図●コンデナストがiPad向けに電子雑誌アプリを開発中の3誌
図●コンデナストがiPad向けに電子雑誌アプリを開発中の3誌
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 コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンとコンデナスト・ジャパン(以下、2社併せてコンデナスト)は2010年3月16日、タブレット端末「iPad」向けに電子雑誌アプリを開発中であることを発表した。「VOGUE NIPPON(ヴォーグ・ニッポン)」「GQ JAPAN(ジーキュー・ジャパン)」「VOGUE HOMMES JAPAN(ヴォーグ・オム・ジャパン)」3誌の電子雑誌アプリを、iPadの日本発売に合わせて提供する予定である。アプリの開発にはヤッパが技術協力している。

 コンデナストは3誌それぞれが持つブランドを、紙、パソコン/携帯/スマートフォン向けのWEBサイト、タブレット端末――などのマルチプラットフォームで展開し、媒体や端末の特性に合わせたコンテンツ提供とレイアウト表現を行う方針である。同時に広告主に対しては、複数のプラットフォームを組み合わせたソリューション提案を進める。

 iPad版電子書籍アプリでは、立ち上げ時に動画視聴や写真のアザーカットを閲覧できるようにするほか、将来的にはメールやSNS、ミニブログなどへの記事単位の共有や、人気記事のランキング、ユーザー別のおすすめ記事表示などの機能提供も検討している。また、「月刊という発行タイミングにとらわれず、月途中でのコンテンツ更新も技術的に可能となる」(コンデナスト)という。

 米国で2009年にiPhone/iPod touch向けに開始した電子雑誌アプリや、日本国内向けの電子雑誌有料配信サービス「マガストア」での販売実績が、今回のiPad向け電子雑誌アプリ提供の後押しとなったという。

 なおiPad向けの電子雑誌は、各雑誌の各号をそれぞれ単独のアプリとしてApp Storeで販売する。また、引き続き「マガストア」内での販売も継続する予定である。

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