米Appleが米国時間2010年4月3日に発売するタブレット端末「iPad」のバッテリが消耗して使えなくなった場合、その交換費用は99ドルになることが同社のサポート・ページに掲載されたFAQの情報で分かった。米メディア(New York Times)によるとAppleがこの情報を掲載したのは3月第2週の週末。

 送料6.95ドルを含めた交換費用の合計は105.95ドルになる。iPhoneのバッテリ交換プログラムの料金は79ドル(送料込みで85.95ドル)なので、iPadはそれより20ドル高い。

 いずれもバッテリの充電機能が低下して交換が必要になった場合にのみ適用される。事故、水ぬれ、分解、改造などで故障した場合はプログラムの対象外になる。Appleの直営店や認定サービス業者にiPadを送ると約1週間後に返送されてくる。

 ただし、iPadに入っている個人データはすべて消えるため、送る前にiTunesソフトウエアを使って、住所録やカレンダー、メール・アカウント設定などのデータを同期しておく必要がある。Appleは紛失したデータについては責任を負わないとしている。

 これは返送されてきたiPadがこれまで使っていたものとは異なるからだ。新品あるいは同社が品質認定した整備済製品が送られてくるものと考えられる。

[AppleのiPadバッテリ交換FAQページ]