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 米Appleは米国時間2010年4月3日に発売するタブレット型コンピュータ「iPad」のより詳細な情報を同社のWebサイトに追加した。第3世代携帯電話(3G)ネットワーク接続サービスは米AT&Tが提供するが、バンドル販売は行わない。

 AT&TのiPad向け3Gサービスは、接続速度が最大7.2Mビット/秒。1カ月当たりのデータ量が250Mバイトのプランは月額利用料14.99ドル、データ量無制限のプランは29.99ドル。出張や長期休暇のときだけ、1カ月間導入するといった使い方ができる。

 250Mバイト・プランを選んだ場合、データ量が限度に近づくとスクリーン上にメッセージを表示する。ユーザーは、データ利用を限度内におさえるか、無制限プランにアップグレードするかを選べる。プランの登録、変更およびキャンセルはすべてiPadから手続き可能。3Gサービスの利用期間中は、AT&Tの2万カ所にのぼるWi-Fi接続サービスに追加料無しでアクセスできる。

 また、Appleは電子書籍アプリケーション「iBooks」をアプリケーション配信サービス「App Store」を通じて無償でダウンロード提供する。iBooksは国際的な電子書籍ファイルフォーマット規格である「EPUB」をベースにしており、途中まで読んだ場所を記憶するブックマーク機能を備える。分からない単語を内蔵辞書やWikipediaで調べたり、作品内検索やWeb検索も行える。

 iPadの米国での希望小売価格は、Wi-Fi対応の16Gバイト・モデルが499ドル、32Gバイト・モデルが599ドル、64Gバイト・モデルが699ドル。Wi-Fiおよび3G対応版は4月下旬にリリース予定で、それぞれ629ドル、729ドル、829ドル。いずれも予約注文の受付をすでに開始している。

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