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ウィルコムの再生支援の枠組みが固まる,XGP事業はソフトバンクらが引き受け

2010/03/12
中道 理=日経コミュニケーション

 2010年2月18日に会社更生法を申請していた(関連記事)ウィルコムの再生パッケージが3月12日に固まった。

 ウィルコムは現在,PHSと高速通信サービス「WILLCOM CORE XGP」の二つの事業を持つが,XGPの部門を分離し,ソフトバンクと投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)などが出資する新会社に売却する(図1)。一方,存続会社は既存株主の株式を100%減資で消却し,3億円の第三者割り当てによってAPが100%の株主となる。

図1●再生支援策の概要
[画像のクリックで拡大表示]

 ソフトバンクやAPが出資する新会社には,現在ウィルコムが保有する大半の基地局ロケーションを譲渡する。ソフトバンクはこの譲渡によって「ソフトバンクの通信基地局展開のスピードアップとコスト削減が可能になる」としている。一方,ウィルコムは新会社が提供する基地局ロケーションを既存のPHSサービス用に共用する。

 このほか,ソフトバンクはウィルコムと業務提携契約を締結し,PHS事業のコスト削減に努めることも合意している。ネットワークの効率化や顧客サポートの運営などで協力していくという。また,新会社が手がけるXGPサービスは,ウィルコムがMVNO(仮想携帯電話事業者)となって提供することを検討している。

 なお,ウィルコムから支援を要請されていた企業再生支援機構は直接の出資は行わない。同社に対して最大120億円の融資を行うとしている。

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