米Mozilla Foundationは現地時間2010年3月10日、オープンソース・ソフトウエア(OSS)向けライセンス「Mozilla Public License(MPL)」の改定作業を開始すると発表した。2010年末までに新版を公開する計画。進捗状況の報告や成果物の案内などは、Webサイトメーリング・リストを使って提供する。

 新版の草案はまだ公開されていない。Webサイトでコメントの受け付けを始めた。早い段階で草案のアルファ版を提供し、フィードバックを参考にしながら、ベータ版、リリース候補版へと作業を進めていく。MPLのコピーレフトを大きく変更する予定はない。

 現行版のMPL version 1.1は10年以上前に策定されたもので、時代後れになった表現が見受けられるという。新版は用語や表現を見直すほか、修正や簡略化を施し、分かりやすく使いやすいライセンスの実現を目指す。現行版との互換性も維持する。

[Mozilla Foundation公式ブログへの投稿記事]