米EMCは米国時間2010年3月9日、統合型ストレージ製品「EMC Celerra」シリーズの新たなソフトウエア2種を発表した。米VMware製品を用いた仮想環境の管理向上を支援する。

 「EMC Celerra Plug-Ins for VMware Environments」は、シン・プロビジョニングやデデュプリケーション、高度な管理機能を通じて、仮想マシンに割り当てるストレージ容量を最大50%削減する。また、仮想マシン・データのクローン作成を従来の2~3倍の速度で実行することが可能。操作は、VMwareのデータ・センター管理製品「VMware vCenter」から行える。

 「EMC Failback Plug-In for VMware vCenter Site Recovery Manager」は、VMwareの災害復旧管理ソフト「VMware vCenter Site Recovery Manager」の自動フェイルバック機能をNFS環境にも拡大する。これにより、企業は事業継続性を最大限に高めることができるとしている。

 これら新ソフトウエアは、Celerraシステムを導入し、保守契約を結んでいる既存の顧客向けに追加料金無しで提供する。

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