米Palmは米国時間2010年3月9日、モバイル・プラットフォーム「webOS」用プラグイン開発キット「Palm webOS Plug-in Development Kit(PDK)」の公開ベータ版をリリースした。同社の開発者向けサイト「Palm Developer Center」を通じて入手可能。

 webOS PDKはwebOS用ソフトウエア開発キット「Palm Mojo Software Development Kit(SDK)」を補完するものと、Palmは位置づけている。開発者はCあるいはC++コードをwebOSアプリケーションに統合し、3D画像を追加するなどの強化が行える。また、他のプラットフォーム向けに構築したゲームを手軽にwebOS向けに移行することもできる。

 webOS PDKベータ版はWindowsとMac OSに対応し、同日より利用可能。しかし同PDKを用いたゲーム配信にはwebOS新版の機能が必要になるため、今年半ばに実施するwebOSアップデートまで待つ必要がある。

 同社は1月にネバダ州ラスベガスで開催された家電展示会「Consumer Electronics Show(CES)」で、同PDKの早期アクセス版を利用してフランスGameloftや米EA Mobileが作成したゲーム12タイトルを紹介した。今回、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のゲーム開発者向け会議「Game Developer's Conference(GDC)」において新たに約20タイトルのデモを行う。

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