ユビキタス(代表取締役社長:川内 雅彦氏)は2010年3月8日、パナソニックが2010年3月5日に発売したGPS機能搭載のデジタルカメラ「DMC-TZ10」に、ユビキタスの組み込みデータベース製品「Ubiquitous DeviceSQL」が採用・搭載されたと発表した。

 GPS機能が搭載されたDMC-TZ10では、機能をONにしておくだけで撮影をした国や地域などの地名情報を自動で記録する。国(地域)名に加えて、県(州)や市(区町村)、さらにランドマーク名を表示・記録することができる。撮影したあとで、「この遺跡の名前は」というような場合でも、すばやく名前を知ることもできる。

 ユビキタスによると、約50万件以上の大量の地名情報から目的の地名情報を高速に検索する機能の実現に大きく貢献することができたという。

 なお、DeviceSQLは、世界最小、超高速の組み込みデータベースをうたう。業界標準のSQLでのプログラミングが可能であり、既存のC言語の関数をインポートして使用することができる。既存のソフトウエア資産を活かしながらSQLと組み合わせることで、開発期間の短いデジタル機器の開発効率を向上させることが可能という。

 デジカメの分野では、既に例えばオリンパスの製品におけるフォトサーフィン機能の実現に向けた技術として採用されている。

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