米Googleは米国時間2010年3月4日、同社が運営する動画投稿サイト「YouTube」においてこれまで限定的に提供してた自動字幕機能をすべてのユーザーに利用可能にすると発表した。

 同社は昨年11月に自動字幕機能を一部パートナ向けに提供開始した(関連記事:GoogleがYouTube動画に自動で字幕,日本語への翻訳も可能に)。同社の自動音声認識技術を利用して自動で字幕を生成し、動画再生時に表示する。ビデオ投稿者は、自動生成された字幕をダウンロードして推敲し、再びアップロードすることもできる。また翻訳機能も備え、視聴者は50言語から希望する言語を指定することが可能。

 しかし同社は、すべてのビデオに字幕を生成するには時間がかかるとしている。字幕が付いていないビデオの投稿者は「request processing」ボタンをクリックして、字幕生成の早期対応を要請することができる。

 現時点で自動字幕機能の対象となるのは英語のビデオのみ。他の言語を用いたビデオへの対応も計画している。なお、雑音が混じっていたり、会話が不明瞭なビデオは、自動翻訳ができない場合もある。

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