米Adobe Systemsは現地時間2010年3月3日、同社傘下の米Omnitureと米Facebookが提携したと発表した。SNS(ソーシャルネット・ワーキング・サービス)サイト「Facebook」をマーケティングに有効活用するためのツールをオンライン販売事業者に提供することを目指す。

 両社の協業ではまず、オンライン販売事業者がFacebookでの広告購入とFacebook向けキャンペーンの分析データへのアクセスを簡素化できるよう支援する。

 Omnitureの顧客に対し、Omnitureの検索連動型広告の自動入札管理ツール「SearchCenter」を強化した「SearchCenter Plus」を提供する。SearchCenter Plusは、Facebookのオンライン広告システム「Facebook Ads」と連携する購入機能を備える。

 Facebookのプロフィール・ページやアプリケーションなど、Facebook特有の要素における広告効果測定のレポートを自動生成する機能も利用可能にする。

 SNSをマーケティング戦略の一手段として利用するオンライン販売事業者が増えつつある。SNSユーザーの会話を参考にキャンペーン計画を立てたり、関連性のある会話を促してプロモーションしたりするほか、予算や事業展開にも役立てている。

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