情報科学専門学校は,2010年4月より同校の学生に向けてAndroidアプリケーション開発講座を開設する。対象となるのは,工学分野の学科の2学年および3学年の学生。3学年は必須科目とし,2学年は選択科目とする。2010年8月からは,学外の一般向けに体験プログラムを公開する予定。

 国内外のメーカーのスマートフォンでAndroidの採用が進んでいるほか,今後,スマートフォン以外の組み込み機器にも採用が拡大することが見込まれたために講座を設けたという。「iPhoneアプリ開発の講座設置も考えたが,Androidの方が機器の裾野が広く,オープンな環境でアプリケーションを開発できることから最終的に決断した」(情報科学専門学校の川上隆教務部長)。

 今後は,Androidを採用するメーカーや通信事業者などに働きかけ,相互交流や技術者の派遣,端末の貸与などの連携を求めていく計画だ。