米Googleは米国時間2010年2月24日、同社のインターネット・メール・サービス「Gmail」で試験的に提供している機能について「YouTube Previews」など6機能を正式実装すると発表した。いずれも実験的機能を公開する「Gmail Labs」を通じて利用可能にしていたもの。
YouTube Previewsにより、ビデオ共有サービス「YouTube」のビデオのリンクを含むメールが送られてきた場合、受信者はメッセージ内でYouTubeビデオを直接視聴することができる。
このほか、検索キーワードの候補を提示する「Search Autocomplete」、ラベル検索のショートカット「Go To Label」、ファイルの添付忘れを防止する「Forgotten Attachment Detector」、自由にラベルの色を設定できる「Custom Label Colors」、休暇などの期間中に自動的に不在返信をする「Vacation Dates」を正式採用する。
Go To Labelは検索ボックスとの統合を図った。「g」と「l」を入力すると検索ボックスに「label:」が表示され、そのままラベル名を入力して検索が行える。この機能を利用するにはキーボード・ショートカットを有効にしている必要がある。現在、Search AutocompleteとGo To Labelは英語版のみ対応している。
なおGoogleは、Gmail Labsから「Muzzle」「Fixed Width Font」「Email Addict」「Location in Signature」「Random Signature」の5機能を削除することも明らかにした。
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