LinkedIn Outlook Connectorベータ版の利用例
LinkedIn Outlook Connectorベータ版の利用例
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 米LinkedInは米国時間2010年2月17日、同社のビジネス向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「LinkedIn」と米Microsoftの電子メール/個人情報管理ソフト「Outlook」を連携させるツール「LinkedIn Outlook Connector」のベータ版を公開した。Outlook 2003/2007やOutlook 2010(ベータ版)でLinkedInの最新情報を利用できる。LinkedInのWebサイトで無償提供している。

 LinkedIn Outlook Connectorは、LinkedInの各種フィード・データをOutlookに提供するためのコネクタ・ソフト。Outlook側のコネクタ「Outlook Social Connector」(ベータ版)と組み合わせることで、OutlookからLinkedInの情報にアクセスできる(関連記事:Microsoft,「Silverlight 4」「Office 2010」などのベータ版を公開)。

 Outlookで受け取ったメールの送信者について、LinkedInで公開されているプロフィールや写真、連絡先などの情報を調べることができる。情報の内容はLinkedInと同期して最新状態に保たれる。LinkedInでの活動状況もOutlookから把握可能で、相手ユーザーの読んでいる記事やビジネス上の知人といった情報も入手できる。Outlookから自分の知人をLinkedInに招待することも可能だ。

 なおMicrosoftは、OutlookのSNS用コネクタ開発に必要なソフト開発キット「Outlook Social Connector SDK」を用意している。米メディア(InternetNews.com)によると、米Facebookと米MySpace.comも2010年上半期中に自社SNS用コネクタのベータ提供を開始する計画だという。

[LinkedIn公式ブログへの投稿記事]