写真1●Android 2.1を搭載する「U8100」
写真1●Android 2.1を搭載する「U8100」
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写真2●テーブルPC「SmartKit S7」
写真2●テーブルPC「SmartKit S7」
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 中国ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)は,「Mobile World Congress(MWC)2010」でスマートフォンの開発・販売を強力に推進することをアピールしている。

 同社は,2010年2月15日に今年の製品計画を発表したほか,グオ・ピンCSO兼デバイス部門議長が基調講演に登壇し,「スマートフォンはまだ高い」として,150ドル以下の廉価版製品を投入することを表明した。150ドルは,端末価格が150ドルを下回ると一気に普及が進むという同社の経験則から導いた数字だという。

 展示会場では,「U8800」,「U8300」,「U8100」などを展示している(写真1)。いずれも,米グーグルの「Nexus One」と同じAndroid OSのバージョン2.1を搭載。「Emotion UI」と呼ぶ独自のユーザー・インタフェースを開発し,頻繁に使うアプリケーション・ソフトウエアをすぐに呼び出せるようにした。最上位機種のU8800は,3.8型の大型タッチスクリーンを備え,最大14Mビット/秒のHSPA+に対応する。2010年の第3四半期に出荷するという。

 また,「テーブルPC」と呼ぶ「SmartKit S7」も参考出展している(写真2)。OSにAndroidを採用し,7インチ型で800×480ピクセルのタッチスクリーンを備える端末である。