写真●マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長(左)と千葉県の森田健作知事(右)
写真●マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長(左)と千葉県の森田健作知事(右)
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 マイクロソフトと千葉県は2010年2月17日、ITを活用して千葉県の地域活性化を図る「地域活性化協働プログラム」を実施すると発表した。(1)IT人材の育成支援、(2)NPOにおけるITリーダーの養成、(3)高齢者のIT利用促進、(4)セキュリティの啓発、の4つに共同で取り組む。同日から1年間活動する。

 IT人材の育成支援のための取り組みとしては、マイクロソフトと千葉県の商工労働部産業振興課が中心となり、県内のIT企業や技術者を対象に最新IT技術に関するセミナーやトレーニングを実施する。また、高齢者のIT利用を促進するために、ITの利便性を高齢者層に広く周知するためのシンポジウムや、初心者向けのパソコン教室などを開催する。そのほか、NPO法人向けのITリーダー育成講座や県民を対象にしたインターネット・セキュリティ講座などを開く。マイクロソフトは、これらのセミナーや講座に講師を派遣するほか、講師の育成、教材やソフトウエアの提供を行う。

 マイクロソフトの樋口泰行代表執行役社長(写真左)は、「千葉県は、特に高齢者層の社会参画に熱いビジョンを持っている。ITを通じて、そのビジョンの実現を支援したい」と述べた。また、千葉県の森田健作知事(写真右)は、「高齢者にとって、ITを活用することは視野を広げることにつながる。マイクロソフトが、率先して千葉県のビジョンに賛同してくれたことにお礼を言いたい」と述べた。