三菱電機は2010年2月16日に開催した研究開発成果披露会において、ホームゲートウエイ装置の試作機を公開した。ONU(光回線終端装置)との間の実効速度をほぼ1Gbpsで接続する技術を開発した。これにより、FTTH経由で送受信する映像などの大容量コンテンツもストレスなく利用できることを目指している。

 三菱電機では、このホームゲートウエイ装置にフェムトセルやパソコン、テレビ向けのIP-STB(IPセットトップボックス)、IP電話などを接続してホームネットワークを構成する考えである。同社 光アクセス技術部 光ネットワーク制御チームリーダーの横谷哲也氏は、「ホームゲートウエイ装置とフェムトセルを組み合わせて利用することで、テレビで見ていた動画の続きを携帯電話機で見たり、携帯電話機から家電を操作したりといった新たな使い方が生まれる」と説明する。

[発表資料へ]