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 米Bug Labsは米国時間2010年2月15日、オープンソース・ハードウエア「BUG」の第2世代となる「BUG 2.0」を発表。スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress」で披露した。米Google主導の携帯電話プラットフォーム「Android」へのサポートを追加し、開発者は既存のAndroidアプリケーションをBUGに移植したり、Androidデバイス向けアプリケーションをBUGで作成したりできる。

 BUGは、複数の電子モジュールから成るハードウエア・システム。カメラ、液晶ディスプレイ、GPS、オーディオ、加速度センサーなどを自由に組み合わせて、コンセプト・モデルやプロトタイプ、テスト用機器、無線やネットワーク対応デバイスなどを構築できる。

 BUG 2.0は、米Texas Instruments(TI)のアプリケーション・プロセサ「OMAP 3」を採用し、TIのマザーボード「BeagleBoard」をサポートする。詳細については、今後数カ月で明らかにする。

 現行製品の価格は、Wi-Fi対応Linux搭載ポータブル・コンピュータの「BUGbase WiFi」が449ドル、GPSモジュール「BUGlocate」が99ドル、タッチスクリーン・モジュール「BUGview」が129ドル。

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