iPhoneで情報共有ツール「Lotus Quickr」から文書を閲覧しているところ
iPhoneで情報共有ツール「Lotus Quickr」から文書を閲覧しているところ
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 米IBMは米国時間2010年2月11日、同社の企業向けコラボレーション・ソリューションにおける米Apple製デバイスへのサポート強化を発表した。Appleの携帯電話「iPhone」や携帯型メディア・プレーヤ「iPod touch」、パソコン「Macintosh」からのLotus製品の使用促進を図る。

 iPhoneおよびMacintoshを使用しているビジネス・ユーザーは、IBMの企業向けSNSプラットフォーム「Lotus Connections」と企業向けIMプラットフォーム「Lotus Sametime」にアクセスできるようになった。Macintoshから無償の統合オフィス・ソフト「Lotus Symphony 3.0」も利用できる。

 IBMのパートナ会社も、iPhoneおよびiPod touchからLotus製品を利用可能にするアプリケーションをリリースしている。例えば米SNAPPSは、IBMの情報共有ツール「Lotus Quickr」のiPhone向けアプリケーション「SnappFiles for IBM Lotus Quickr」を無償で配布している。

 IBMが引用したアナリストの予測によると、2013年にはモバイル・デバイスの出荷台数がパソコンのそれを上回る見通し。2010年におけるモバイル・デバイスの世界出荷台数は前年比46%増の2億5000万台以上に達する見込みだという。

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