ECサイトのシステム開発などを手がけるベイテックシステムズは2010年3月1日、米グーグルが提供する業務向けソフトウエア群「Google Apps」の利用者をオンラインで教育するサービス「サテライトApps大学」を開始する。販売代理店である同社のGoogle Apps利用顧客に向けて、Webメール「Gmail」など主要サービスの利用方法を無料で解説する。

 利用条件は、ベイテックシステムズから1ユーザー当たり月額500円で利用できる「Google Appsプレミアエディション」を50アカウント以上取得した企業で、同社が全社導入をサポートしている企業の社員であること。パソコンにヘッドフォンとスピーカーを設置し、Javaなどの環境があればすぐに利用できる。音声を電話で受ける場合は他社の電話会議サービスを利用するため別途料金がかかる。各企業向けに独自教育が必要な場合も別途、有料でサービスする。

 Google Appsを利用する一般社員に加え、管理者向けの教育メニューも用意する。オンライン教育のメニューは初心者から上級者まで23コンテンツほどあり、いずれも10分から1時間程度で受講できる。

 ベイテックシステムズは、Google Appsの利用顧客がGmailやカレンダーなど一部の機能しか利用していないと判断。無料の教育サービスで拡販を目指し、「サテライトApps大学の利用者を2011年4月までに3万人獲得する」(原口豊社長)としている。