ソフトウエア開発会社のLoiLoは2010年2月9日、教育機関向けの動画編集ソフト「ロイロエデュケーション」を発表した(写真1)。小学生でも使えるように、画面中の文字をすべて、ひらがな/カタカナで表示するとともに直観的な操作で動画を編集できるようユーザー・インタフェースを工夫した。NHKの教育・教養番組を企画制作するNHKエデュケーショナルが監修。通常価格は1万4700円、アカデミック価格は9870円。2月22日に発売する。
同ソフトは、タイムラインを使って動画を編集する教材用ソフト。「さわる」「なげる」「くっつける」の3ステップで簡単に動画を編集できる。具体的には、動画をマウスで「さわって」再生し、素材を専用領域(マグネット)に「投げて」整理した後に、タイムラインに動画・テキスト・音声を「くっつける」ことで映像作品が完成する。また、GPUアクセラレータ部分の設計に工夫を凝らし、動画像処理時間を短縮した。このため、低スペックのパソコンでも快適に操作できるという。
学校向けの特別仕様版では、教員用の管理ツールを提供する。授業で使う素材フォルダや、編集した動画の保存場所を、児童/生徒のパソコン40台に一括設定できる(写真2)。また、ソフト起動時に自分の名前や出席番号を入力するだけで、小学生には難しい「ファイル名をつけて保存」の操作を自動化する。