米Oracleは米国時間2010年2月8日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)管理製品を手がける米AmberPointを買収することで両社が最終合意に達したと発表した。手続きは2010年前半に完了する見込み。買収金額などの詳細な条件は明らかにしていない。

 AmberPointの製品は、アプリケーション性能の問題を診断し、業務に影響を及ぼす前に対処できるようにする。保険請求処理やアカウント管理など、複数のアプリケーションが連携するトランザクションの監視を支援する。

 OracleはAmberPoint買収により、自社のミドルウエア製品群「Fusion Middleware」のSOA機能の向上を図る。「Oracle SOA Suite」「Oracle SOA Governance」「Oracle Enterprise Manager」などを強化し、企業がITコストを抑えながら顧客満足度を高めるための包括的なミドルウエア製品を提供したいとしている。

 Oracleは現在、AmberPointが開発およびサポートしている製品について、ロードマップを検討中だという。製品ポートフォリオの評価が終わり次第、方針を明らかにする。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]