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KDDIがバースト通信サービスを機能強化,場所を選ばず最大帯域まで利用可能にKDDIは2010年2月8日,法人向けのWANサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」(KDDI WVS)の機能強化を発表した。3月31日から利用の申し込みを受け付け,5月に新機能の提供を開始する。 STEP2と呼ばれる新機能の目玉は,回線メニューとして「バーストタイプ」を追加したこと。契約帯域を超えて物理回線の最大帯域まで利用できる従来メニュー「トラフィックフリー」に似た機能だが,通信の対応範囲を拡大する。また,ファイル・サーバーやファイアウォールの機能を網内から提供する「Virtual データセンター」も開始する。 2009年7月に開始したKDDI WVSは,拠点間の通信は契約帯域で通信するが,拠点とデータ・センターとの間の通信では物理回線の上限帯域まで利用できるトラフィックフリー機能を提供してきた。これに対して,STEP2で加わるバーストタイプは,どの拠点に対しても物理回線の上限帯域まで利用できる(写真1)。ただし,トラフィックフリーでは物理回線の上限まで帯域が確保されているのに対して,バーストタイプでは契約帯域を超える部分はベストエフォートになる。 企業の情報システムをデータ・センターで集中管理する運用方法が一般化しつつあるが,「現状では,まだデータ・センターに移行できていない途中の段階の企業もある」(小林昌宏ソリューション商品企画本部長)。バーストタイプを追加することで,自社内でサーバーを運用している企業に対してもKDDI WVSを導入しやすくした。トラフィックフリーとバーストタイプの料金は,契約帯域が同じであれば同水準となる。 一方,Virtualデータセンターでは,ファイル・サーバー機能とファイアウォールおよびインターネット接続機能を提供する(写真2)。実際のデータ・センターは西日本,東日本にそれぞれ1カ所ずつあり,接続拠点に近いデータ・センターを選べる。ユーザーの拠点からVirtualデータセンターとの網内接続の料金は無料。ファイル・サーバーを自社で運営する場合と比べて,「KDDIの試算ではTCO(総所有コスト)が50%削減できる」(小林本部長)としており,コスト面の優位性を訴求していく。 このほか,企業や事業部の統廃合をする際にネットワークの再構築をしやすくする「L2/L3マルチレイヤ」機能,小規模拠点などでルーターを設置しなくてもWANに接続できるようにする「宅内ルータレス」機能も追加する。 最新ニュース記事一覧へ >> |