写真●ミックウェアが開発した評価用カーナビ・システム 夏から販売する。価格は未定だが数十万円程度の見込み
写真●ミックウェアが開発した評価用カーナビ・システム 夏から販売する。価格は未定だが数十万円程度の見込み
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 2010年2月5日,カー・ナビゲーション・システム用の共通プラットフォームをAndroidをベースに作る動きが明らかになった。Androidを使った組み込みシステムのプラットフォーム作りを目指す団体OESF(Open Embedded Software Foundation)が定期総会を開催。その中で,「Automotive Working Group」を立ち上げたことを明らかにした。

 Automotive Working Groupでは,カー・ナビゲーション・システムで共通に必要となるAPI(application programming interface)を定義する。異なるメーカーの装置であっても,同じアプリケーションが動作できる環境を整えることが狙いだ。

 地図を操作するAPIのほか,車輪の回転数や外気温など車の各種センサーから取得できる情報を統一的にアクセスできる仕組みを整えるという。既に,こうした環境を検証するための評価機をミックウェアが開発(写真)。2010年夏から販売を開始するという。