テクノプロジェクトは、COBOL技術者向けのRuby講座を2010年4月より開講する。同社は、ベテランCOBOL技術者をRubyによるシステム開発に参画させており、その経験によって得られたノウハウを講座として提供する。

 テクノプロジェクトは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)による自治体へのオープンソースソフトウェア導入実証事業として,松江市の高額医療費合算システムをRuby on Railsで開発。その際に、同社のCOBOL技術者をプロジェクトに参加させた。このプロジェクトで得られたノウハウや、開発したソースコード、開発規約などは同社とIPAのサイトで公開している(関連記事「RubyでCOBOL技術者は復活する---松江市の基幹システム開発で得られた実感 」)。

 講座の名称は「COBOL技術者向けRuby開発入門」。RubyとCOBOLを対比させながら学習し、演習としてCOBOL技術者になじみ深い「ファイル入出力のバッチ・プログラム」と「データベースを参照・更新する画面プログラム」をRubyで実装する。2日半の講座で、受講料は税込み6万8000円。島根県松江市で開講するが、企業への出張講座も可能としている。

◎関連リンク
高額合算システム ソースコード・開発規約(テクノプロジェクト)
Rubyの普及を目指した自治体基幹業務システム構築 実施報告書(IPA)