韓国のSamsung Electronicsは現地時間2010年1月29日、2009年第4四半期と通期の決算を発表した。第4四半期の連結売上高は39兆2400億ウオンで前期から9%増加した。営業利益は3兆7000億ウオンで同13%減少。営業利益率は9%で同3ポイント縮小した。

 本社単独では、売上高が前期比2%増の25兆3200億ウオン、純利益は同18%減の3兆500億ウオンだった。

 事業別の連結売上高をみると,Semiconductor事業は8兆200億ウオンで前期より増加した。季節的要因により市場のパソコン出荷が予想を上回ったことや、スマートフォンなどの機器に組み込むメモリーの需要が伸びていることが追い風となった。

 Telecommunication事業の連結売上高は11兆5700億ウオンで8%の増収、携帯電話出荷台数は14%増加した。Digital Media事業は14兆6800億ウオンで19%という大きな伸びをみせた。なかでも薄型テレビが好調で、出荷台数は41%拡大した。LCD事業は6兆3400億ウオンで前期より6%減少した。

 通期の連結売上高は136兆2900億ウオンで前年比15%増加した。営業利益は10兆9200億ウオンで同91%と急増した。営業利益率は同3ポイント増の8%となった。本社単独では、売上高が同23%増の89億7700億ウオン、純利益は同75%増の9兆6500億ウオンだった。

[発表資料(PDF文書)]