写真●NECの小野隆男常務
写真●NECの小野隆男常務
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 NECは2010年1月28日、2009年4~12月期の決算を発表した。売上高は前年同期比19.4%減の2兆4791億円、営業損益は452億円の赤字、経常損益は563億円の赤字、純損益は532億円の赤字だった。

 小野隆男常務(写真)は「厳しい経済情勢が続いており、全セグメントで減収だった。しかし、中間期よりも下げ幅は減少してきており、計画通りに推移している」と話した。

 情報通信関連のセグメントでは、「ITプロダクト」の売上高が前年同期比27.8%減の1383億円と、大幅な減収だった。一方、「ITサービス」は売上高が同6.6%減の5724億円と全セグメント中、最も下げ幅が小さかった。

 売上高3兆6600億円、営業利益600億円、純利益100億円の通期予想は据え置いた。2900億円の固定費削減や事業構造改革の推進により実現するという。