日本オラクルは2010年1月28日、最上位版のデータベース製品と有償のオプションを割安にセットで購入できる「オラクル クルクルキャンペーン」を開始すると発表した。使用期間を5年間に限定するが、価格は67%引き、保守費用は53%引きになる。三澤智光常務は「価格がネックになって下位版を購入していた企業に、最上位版の豊富な機能を使ってもらいたい」と話す。

 キャンペーンの対象になるのは、「クルクルEE-4」、「クルクルRAC-8」といったセット商品である。クルクルEE-4は、データベース製品の「Oracle Database Enterprise Edition」と、自動チューニング機能の「Oracle Tuning Pack」、パフォーマンス診断と監視機能の「Oracle Diagnostics Pack」、パーティション分割機能の「Oracle Partitioning」という3種類の有償オプションを一体で提供するもの。クルクルRAC-8は、クルクルEE-4にクラスタ機能の「Oracle Real Application Clusters」を加えたものだ。

 クルクルEE-4は、通常価格3000万円(4プロセサ)のところを980万円で、クルクルRAC-8は通常8000万円(8プロセサ)のところを2590万円で提供する。初年度の保守料金はEE-4が308万円(通常660万円)、RAC-8が814万円(通常1760万円)である。このほか、EE-4の構成で3プロセサ用の「クルクルEE-3」(735万円)、RAC-8の構成で6プロセサ用の「クルクルRAC-6」(1942万5000円)も用意した。キャンペーン期間は2010年2月1日から5月31日まで。