写真●事業戦略を説明する日本エイサーのボブ・セン代表取締役社長
写真●事業戦略を説明する日本エイサーのボブ・セン代表取締役社長
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 日本エイサーは2010年1月27日、事業戦略説明会を開催した。会見の冒頭、日本エイサーのボブ・セン代表取締役社長は「エイサーは2009年、台数シェアで世界第2位のパソコンメーカーとなった。2012年にパソコンでシェア世界一を狙う」と語った(写真)。国内市場では「2011年内に第5位以内を勝ち取る」(ボブ・セン社長)とした。
 
 「2010年、日本エイサーは画面サイズが15.6インチ以上のノートブック市場に本格参入する」。日本エイサーの瀬戸和信 マーケティングコミュニケーション課マネージャーはこう宣言した。ネットブック市場がかげりを見せる今、パソコン市場の主戦場に日本エイサーが殴り込みをかけた格好だ。「ネットブックには引き続き注力していく。ただ2010年以降も高成長を達成するためには、新たな収益源が必要と考えた」(瀬戸マネージャー)。

 先陣を切って1月20日に発表したのがインテルの最新プロセッサを搭載した「AS5740」シリーズである。「インテルの最新プロセッサと6万円台の価格を武器に、2010年前半にノートブック販売を成長軌道に乗せる」(同)。

 「すでに、日本国民の23人に1人がエイサーブランドを認知している。今後、ネットブック、11.6~13.3インチのライトノートに、ノートブックを加えた三つを柱にさらなる認知度向上を図る」(同)と語った。