画面●「Google Voice」を使うためのWebアプリケーション
画面●「Google Voice」を使うためのWebアプリケーション
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 米Googleは米国時間2010年1月26日、音声通信管理サービス「Google Voice」を使うための「iPhone OS 3.0」「Palm WebOS」向けWebアプリケーションを提供開始した(画面)。iPhone/iPod touch(iPhone OS 3.0以上)やWebOS搭載モバイル・デバイスのWebブラウザからWebサイトにアクセスして利用する。

 Google Voiceは、自宅や職場、携帯電話機にかかってきた通話を単一の番号で管理するサービス。Googleが米国で提供している。Google Voice用Webアプリケーションを使うと、同社から付与される電話番号「Googleナンバー」で電話をかけられるほか、無料テキスト・メッセージ送受信サービスや有料国際通話サービスが利用可能。

 Googleは同サービス用モバイル・アプリケーションを「Android」搭載デバイスとカナダResearch in Motion(RIM)の「BlackBerry」向けに提供している(関連記事:Google,音声通信サービス「Google Voice」を使いやすくする携帯アプリを公開)。iPhone OS用アプリケーションも開発済みだが、アプリケーション配信サービス「App Store」への登録許可が米Appleから得られていない。この件について、米連邦通信委員会(FCC)が現在調査を進めている(関連記事:App StoreでのGoogle Voice承認拒否問題で,FCCが調査開始「排除ではなく調査中」とApple,Google VoiceのApp Store登録問題で)。

 一方でGoogle Voiceも一部地域への通話を制限していることなどが問題視されており、FCCの調査対象になっている(関連記事:「Google Voiceはインターネットの原則に違反している」とAT&Tが申し立て)。

[Google公式ブログへの投稿記事]