米Googleが発売したばかりのAndroid携帯電話端末「Nexus One」において第3世代(3G)ネットワーク接続で不具合が起こる問題について、早ければ来週に修正用のソフトウエア・アップデートを提供する見通しであることを同社社員が明かした。

 Nexus One用ヘルプ・フォーラムにGoogle社員(記名は「Ravi」)が米国時間2010年1月26日に投稿したコメントによると、同社エンジニアはNexus Oneの3G接続機能にソフトウエア修正を要する部分を確認し、現在修正措置のテストを行っている。予定通り進めば来週かそれくらいにソフトウエア・アップデートをオンライン配信できる見通しという。

 GoogleはNexus Oneを1月5日にリリースした(関連記事:Google、Android携帯電話「Nexus One」を発売、アンロック版は529ドル)。同社が主導するモバイル・プラットフォーム「Android 2.1」を搭載し、ハードウエアは台湾High Tech Computer(HTC)が製造する。価格は、キャリアとの通信契約が不要なアンロック・モデルが529ドル。米T-Mobile USAと2年間の通信契約を結ぶ場合は179ドルから。GoogleのWebサイトで販売している。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると、Nexus Oneリリース後わずか数日で、3G接続のトラブルに関する苦情が、ヘルプ・フォーラムに数百件寄せられた。