米Googleは米国時間2010年1月25日、オープンソースWebブラウザの新版「Google Chrome 4」のWindows向け正式版をリリースした。これまでベータ提供してきた拡張機能およびブックマーク同期機能も正式版とした。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 Googleは2009年11月に拡張機能ギャラリーで拡張機能の登録受付を開始し、12月よりChrome 4ベータ版で機能拡張のWindows/Linux向けベータ提供を行っていた(関連記事:Google,Mac/Linux用Chromeをリリース,Windows/Linux向け機能拡張もベータ公開Google,「Chrome」向け拡張機能の登録受付を開始)。現時点で利用可能な拡張機能は1500種類以上ある。

 ブックマーク同期機能を利用すると、別々のパソコンにインストールしたChrome間でブックマークを自動的に同期できるため、変更内容を手作業で反映する手間が省ける。Chromeは、ブックマークの変更情報をインスタント・メッセージング(IM)用プロトコルXMPPを使ってやり取りする(関連記事:Google,ブックマーク同期機能を搭載したChrome 4ベータ版を公開)。

 Googleは、新版が米MozillaのJavaScriptベンチマーク「Dromaeo DOM Core」のテストで「Chrome 3」正式版に比べ42%高い性能を示したとしている。また1500種類以上の新機能を追加した。HTML5/JavaScript用APIも拡充した。

[Google公式ブログへの投稿記事(その1)]
[Google公式ブログへの投稿記事(その2)]
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