米Googleが米国時間2010年1月21日に発表した2009年第4四半期の決算は、売上高が前年同期から17%増加し66億7000万ドルとなった。会計原則(GAAP)ベースの純利益は19億7000万ドルで、前年同期の3億8200万ドルから約5倍に増加した(前年同期は10億9000万ドルの投資評価損を計上)。

 非GAAPベースの場合、純利益は21億9000万ドルで、前年同期の16億2000万ドルから35%増となる。営業利益はGAAPベースで、24億8000万ドル(営業利益率37%)、非GAAPベースでは27億6000万ドル(同41%)だった。

 米国外の売上高は35億2000万ドルで、総売上高の53%を占めた。このうち英国における売上高は7億7200万ドルで、同12%。中国における売上高について同社は決算資料で明らかにしていないが、米メディア(New York Times)は総売上高の2%以下と報じている。

 当期の売上高を事業別に見ると、傘下のWebサイトは44億2000万ドルで総売上に占める割合は66%。「AdSense」プログラムを通じたパートナ・サイトによる売上高は20億4000万ドルで同31%となった。

 またGoogle傘下のWebサイトとパートナ・サイトの広告クリック総数は、前年同期と比べて13%増加した。提携パートナに支払う手数料(TAC)は17億2000万ドルで、広告収入全体に占める割合は27%だった。

 併せて発表した2009年通期の売上高は236億5000万ドルで、前年の217億9000万ドルから8.5%増。純利益は65億2000万ドルで、前年の42億2600万ドルから54%増加した。

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