マイクロソフトは2010年1月22日、Microsoft Internet Explorer用のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を臨時公開した。問題の深刻度は最高の「緊急レベル」とし、即時の対策を呼びかけている。

 臨時公開したセキュリティ更新プログラムは「7つの非公開で報告された脆弱性と1つの公開された脆弱性を解決」する。更新プログラムを適用しない場合、リモートコードが実行される可能性がある。すなわち、パソコンで危険なWebページを見ただけでそのパソコンを乗っ取られ、外部からファイル・写真を閲覧・編集・削除される可能性がある。

 対象となるInternet Explorerのバージョンは5.01、6、7、8など。現在一般に利用されている主要なInternet Explorerのほぼすべてが影響を受けるとみられる。マイクロソフト日本法人のWebサイトでも図解を交えて詳しく解説するとともに、更新の手順を分かりやすく説明している(該当サイト)。また、専門家向けの詳しい情報提供ページも用意している(該当サイト)。