NTTドコモとソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(SEMC)が2010年4月に発売する新Android端末「Xperia」は、世界市場を意識したスマートフォンとしては珍しく日本向けのカスタマイズが随所に施されている(関連記事1関連記事2)。SEMC独自アプリのビューア兼ランチャーの「Mediascape」「Timescape」と予測変換付きIMEの「POBox」、NTTドコモのアプリ配信サービス「ドコモマーケット」という4大ポイントのデモ動画からは、国内でのAndroid普及を狙う両社の“本気度”が見て取れる。

メディア・プレーヤのMediascapeで各種コンテンツを横断

 「Mediascape」は、Xperia用に独自開発したメディア・プレーヤだ。コンテンツが流れ込み、流れ出すイメージを模したユーザー・インタフェースを持つ。Xperiaに転送/ダウンロードした楽曲や映像を、再生/追加履歴の時系列、アルバムやトラックなどの属性などでグルーピング。各種コンテンツをさまざまな軸で整理してユーザーに提示する。

メディア・プレーヤの「Mediascape」